Report 2022〜軽井沢ミーティング2022 レポート〜

30回目の軽井沢は、2019年以来の5月開催となりました。30年間、たくさんの課題〜解決を何度も繰り返し、雨でも開催し、感染症の2年も秋に延期して開催し、途切れることなく30回。その大きな節目にまたいつもの5月に開催できてよかったです。

●駐車台数に関する経緯の振り返り
「なぜ軽井沢は駐車が抽選なのか」「なぜ倍率が高いのか」といった疑問質問が、特に初参加を希望した方から聞こえました。ざっくり経緯をお伝えします。
2016年:事前申込で1450台。当日参加が300台近く来場し、会場隣のアウトレット有料駐車場P7を埋め尽くしてしまいました。終了後、アウトレット担当者から苦情を受け、実行委員会では、台数限定での開催を提案し、翌年以降の利用の了解を得ました。地域、まわりに迷惑をかけてまで楽しむことはできない、継続するための苦渋の決断でした。
2017年:「1100台の台数制限〜往復はがきで応募〜抽選」で開催。早め、長めの駐車券応募期間を取り、駐車券の当選落選が判明してから人の参加申込を受け付けるという方針で実施。メンバーには2月初旬発行の会報に駐車券応募用紙を同封。公式サイトでは2月中旬から告知を開始。1180台の申込があり、当日キャンセルの台数を予想、枠数を増やす施策も検討し、無抽選で駐車券を発行。
2018年:「会場内に遊具施設ができて駐車枠が約150台減」という新たな課題発生。レイアウトも大幅変更し、950台の駐車券発行を決定。1414通の応募があり、初抽選を実施。381台(27%)が落選となりました。
2019年:1050台の駐車枠を設定。1635台の応募があり、落選は539台(33%)。駐車券がない人は、車両を軽井沢町以外に駐車し、電車等で来場すれば当日参加も可能。
2020年:850台の駐車枠を設定。1419台の応募があり、落選は469台(33%)。駐車券当選し事前申込した人だけが参加可能。
2021年:1100台の駐車枠を設定。1702台の応募があり、落選は572台(33%)。駐車券当選し事前申込した人だけが参加可能。

◆(2022年第4回会議)2021年11月、2022年1月、3月に続き、4月17日は打ち合わせは現地で。抽選会も実施。
2022年は1100台の駐車枠を設定して応募を受付ました。史上最多の2043台の応募があり、落選は913台(44%)でした。ですが、今年は駐車券がない人も、チケットを事前購入すれば人の入場は可能としました。当日券はありませんでした。2023年以降も当面は2022年と同様の方法での開催となりそうです。
午後は、晴天祈願に熊野皇大神社へ。晴天祈願を始めてから昨年までの10回開催すべて晴天継続中。熊野皇大神社の水澤宮司は「これだけ晴れ続きで、雨降ったらほんとやばいですね(苦笑)」。笑。本殿の奥、ちょっと上がったところの「星乃道神社」(後出)にもお参り。参拝客から祠(ほこら)にクラブステッカーを貼っていいか、という問い合わせもあったそう。ステッカーは収拾つかなくなりそうなのでNGとしましたが、来年6月にオレンジ色の御神体を奉納するまでちょっと寂しいので、祠の下に参拝客にロードスターのミニカーを奉納してもらおう、と話してきました。本誌が届いて以降、軽井沢に行くメンバーはぜひ自分の愛車のかわりにミニカーを持参奉納してください。愛車の交通安全、晴天にもご利益あるはず。

◆5月16日:事務局に揃ったプログラム、チケット、アンケート+食券、ステッカーの組み作業、受理書印刷、折り作業、封入。17日、18日で一気に発送を済ませました。楽しみに到着を待っている参加者の顔を思い浮かべ、できるだけ早くの発送を心がけています。RCOJ事務局日記P.40も参照。

◆(第5回)開催1週間前の5月22日はオンラインで。中止/延期判断規準は昨年のまま「開催日程5月28〜29日に、首都圏1都3県および群馬県、会場となる長野県のどこかひとつ以上に、緊急事態宣言が発出されていることが判明した時点で、残念ながら中止を決定」としていましたが、この時点ではもう開催確定。当日の天気予報を気にしつつ、事前申込状況などを報告、当日段取り、最終レイアウト、天災など危機管理プランなどについての討議がありました。
事前参加申込状況=最終数値
●5月28日(土)
コマ図ラリー:33台
コマ図ドライブ:21台
前夜祭:193名+子供5
宿泊:188名

●5月29日(日)
ミーティング:大人計2,164名=一般2,061名+SHOP103名+広報プレス
ペダルカー:9名
SHOP出店:22店+ケバブキッチンカー出店
内:ボランティアスタッフ:委員含め115名(史上最多)
駐車券:参加申込あり:他車含め合計1,073
【参考】駐車券あり申込者の型式比率(ショップ含まず)ロードスター
計1,051+ボラ79台(NA:294/NB:151/NC:124/ND:464/RF:100)
軽井沢はスタッフも楽しみます。
軽井沢ミーティングは、単一車種で毎年実施するイベントとしては世界最大規模。でも、主催はマツダでもなく、大きな会社でもありません。関東圏のクラブ他有志(2022年は18名)による「軽井沢ミーティング実行委員会」の主催です。毎年お伝えしてますが、RCOJの主催ではありません。委員会から、問い合わせや参加申込のフルタイムの窓口運営業務を、RCOJ事務局が受託しています。
委員会では軽井沢ミーティングの規模を大きくすることを目指してきたわけではありません。開催についての告知は、本誌と公式サイト以外ではほとんどしていません。当日のボランティアも含め、参加者といっしょに自分たちも楽しむ場を作り続けること、その目的のために重ねてきた改善が、結果として参加者の増加につながって来たと思っています。もちろん、ロードスターを継続生産してきたマツダのおかげでもあります。ユーザーとの交流で得たものが次のモデルに活かされてきたこともその要因です。
実行委員は、各々が担当業務のリーダーとなり、当日はそれぞれの委員の仲間や一般参加者のボランティアスタッフの協力を得て軽井沢ミーティングが運営されているのです。
これも何度もお伝えしてきましたが、軽井沢ミーティングでは、実行委員も含めすべてのスタッフが一般参加者と同じ参加費を払ってます。もちろん委員やスタッフに人件費が払われることは一切ありません。日曜早朝の駐車誘導ボランティアには駐車枠が確保され、朝食としておにぎり2個とお茶と、ボランティア缶バッヂが配られます。仕事で来ているわけではないからこそ、委員もスタッフも一般参加者と同じように楽しめるのです。一般参加者より早起きしてちょっとだけ眠いスタッフの元気の源&報酬は、参加者からの「楽しかったです。」「お疲れさまで〜す。」というひと声と笑顔、そしてミーティングを一緒に創っているという自負です。
2022実行委員会 50音順 カッコ内は主担当
9605133 大川恵一(1P川側場内誘導駐車)、0510010 大古哲生(1P中央場内誘導駐車、ボランティア監督)、0005027 岡田直紀(1P誘導駐車)、9706004 加藤 誠(コマ図、P7内)、9604284 小池清隆(コマ図、2P入口誘導、本部救急)、0507007 小林理沙(SHOP対応)、1607007 五味俊夫(1P誘導駐車)、9612025 古山英洋(会場レイアウト全般、第2ゲート受付)、0804007 佐藤陽介(1P入口路上碓氷峠側)、9704012 新藤日出雄(本部業務)、9606031 杉木敏治(P7入口)、1004010 高木亮佑(1P入口路上プリンス通り側)、9605117 高橋優一(会場レイアウト全般、第1ゲート受付)、1204002 奈良輪康弘(1P山側場内誘導駐車)、9605008 浜島秀和(司会)、1507013 松島輝秋(SHOP対応、1P誘導駐車)、事務局 水落正典(事務局、進行全体)、9605054 吉田雅彦(司会サブ、本部)
2022運営協力スタッフ(敬称略順不同)
同じ参加費を払って、実行委員のもとで業務分担しつつ、全員が他の業務にも協力します。彼らボランティアスタッフにも支えられて、軽井沢ミーティングが成り立っています。皆、ロードスターを愛する仲間です。ちょっと早起きして来てくれる当日朝の駐車場誘導スタッフは黄色のビブス(メッシュのベスト)を着用しています。「おつかれさまで〜す」のひと声で、みんなしあわせになれます。2011年から新たに「ボランティア缶バッヂ」を製作配布しています。これは、ボランティアの皆さんへの感謝の気持ちと、本人が誇りに思えるような参加証として作っています。ボランティアとして参加するたびに勲章のように胸や帽子に増えて行くよう、毎年デザインを変えて製作しています。
●日曜の駐車誘導ボランティアはここ数年、経験者とその紹介者のみで運営しています。早起きの分、第一駐車場に専用スペースが用意されます。023は、RCOJメンバー限定で新規募集も実施します。RCOJメンバーで新たにボランティア参加希望の方は、2023年1月末までに事務局まで連絡ください。ただし、応募多数の場合は、全員がボランティア参加いただけないこともありますのでご了解を。
※コマ図:高山悌二、河村吉架、小池つる子
※日曜場内PA:西原喜美雄
※本部対応:高原浩一、中村守康、丸島健介
※日曜受付:池田勤、市之川茂美、小林之直、四宮秀彦、鈴木和則、鈴木広信、高橋拓馬、高橋亮馬、永山勉、永山直人、野口正貴、横沢慎一
※駐車誘導:浅香智、天沼重明、飯島利彦、岩田紘幸、金井広行、川端博昌、北爪紘平、正田哲雄、瀬下亨一、高田光隆、高田悠平、田口武、田谷野寛之、中沢茂、中曽根英雄、星野大知、水村哲、金沢芳典、金田拓也、熊倉真顕、坂本聡、坂本久美子、外山博章、松永晃一、山崎浩之、秋元秀行、浅海公司、一宮亮、岩田靖史、糸井慈、上田良平、牛山天晴、牛山美咲、海老原健太郎、太田寿一郎、小高芳彦、片居木康成、菊地太郎、菊地文子、後藤大輔、小林耕史、斎藤茂樹、齋藤誠、佐藤弘幸、雫石將太、白根宏希、大矢梢、瀬端宏之、田中由美子、手塚正臣、鳥取央、富田佳光、中村幸雄、中村美幸、奈良輪純菜、西川佳男、長谷川浪次郎、長谷川百合子、疋野繁、田端治江、檜皮聖子、松木信頼、村上晋、村上智美、村上友哉、松島若葉、山口宗則、山本正人、望月真由美、吉野伸好
その他、当日手伝ってくれたボランティアスタッフの方々
他の参加者の楽しみのために動くことも楽しんでくれました。おつかれさまでした&ありがとうございました。
5月28日(土) 晴れ
●コマ図ラリー
スキー場駐車場からスタートして、軽井沢近辺の気持ちいい道のドライブ、景観やクイズで楽しみ、また戻ってくるコマ図ラリー。小池さん、加藤くん、高山さんらが毎年新しくコースを設定してくれます。朝8:30から受付開始。地図と参加賞缶バッヂ、参加ゼッケンマグネットシートも配布。昨年は27台参加でしたが、今年は口コミと公式サイトに紹介動画を掲載したマーケティングが成功?し、当日参加含め34台が参加しました。9605100佐賀さんペアが昨年に続き連覇。3位入賞の1705011堀内さんは駐車券落選してましたが駐車枠獲得もおめでとう!軽井沢ミーティング公式サイトトップの右Hedlinesからのリンクで、是非ご覧を。

●コマ地図ドライブ
ラリーというと3〜4時間がんばって競い合うことになるわけですが、2020年まで常連で参加していた栗原さんからの「準備してくれたコースでドライブだけ楽しみたい」という要望に応え、昨年トライアル開催。2022年から本格スタートしました。軽井沢周辺の景色と道をのんびり味わって楽しむのもありですね。参加費はコマ地図ラリーと同額2200円/台ですが、地図と参加賞の缶バッヂももらえて、十分に楽しめます。今年は29台が参加。土曜に軽井沢入りできる方はせっかくの軽井沢、ぜひ参加してみては。仲間とのツーリングにも活用を。コマ地図ラリーとドライブの紹介動画は、軽井沢ミーティング公式サイトトップの右Hedlinesからのリンクで、是非ご覧を。

●会場準備あれこれ
天気予報は土曜も日曜も晴れ。8時20分頃の軽井沢到着時の気温は22℃。午後は27℃の予報。会場では古山くんらクラブpeaの面々と共にレイアウトの確認。今年はステージテントも復活し、その前方にペダルカーレースのスペース(10mx26m)を空けました。テントは昨年より4張増え、大中小3種類33張り。おなじみのダスキンレントオール高崎ステーションさんが全テントを設営。休憩用の大テント(5.4mx9m)6張の中は、昨年同様、テーブルなし、椅子のみ1m間隔ですべて駐車場に向けておいて、合計270席を設置。
RCOJテント内は昨年同様のお店形式。片側に入り口、もう一方にレジと出口。店内上限6人までとしました。来年は上限10人かな、と、もう来年の話もしながら、準備は今年も兵庫明石からの西川さんペアが手伝ってくれました。ありがとう。現場担当者からの「文字は最小限にして矢印を大きく」と言った声に応え、新たにつくった翌日の看板類は、担当委員が屋内で手分けして整理、製作作業。昨年からの整理で、種類、枚数、使用場所などが把握できる形に。おかげで、すでに2023年は大型看板の復活再製作なども決定済みです。
午後には、テント位置の最終調整、2年ぶりに障害物のない第1駐車場のパイロン立て、ショップエリアの封鎖ロープ、など、いつもどおり担当部分を準備。横断幕「マツダロードスターファンミーティング」は、もともと新幹線から見て何をやってるかわかってもらうために作ったもの。掲示場所周辺の草木が伸びて新幹線からは見えないので、会場側に向けて大川くんと杉木さんが掲示。軽井沢ミーティングのオフィシャル横断幕は、3年ぶりに復活したステージテントに掲出できてよかったです。
15時過ぎにマツダ国内営業の大関くん(0209011)が到着。日曜朝6時半に搬入される「990S」はステージテント内に固定、レストアNA赤とテラコッタRFプラチナクオーツはテント間の通路におき、ペダルカーレース終了後、ステージテント前に青空展示にすることを決定。
三次の30周年ミーティングのPA(音響)関係も全部やってくれ、毎年軽井沢でもおまかせしている西原くんは高速の大渋滞にはまって、京都から夕方到着。電源、スピーカーライン設置などひとりで手慣れた作業。お疲れさまです。ありがとう。
昨年は、前夜祭もなく、スタッフは会場準備が終わったら、ご飯食べて寝るだけでしたが、今年はいろいろ復活。

●前夜祭パーティー
3年ぶり復活の前夜祭パーティーの参加数は192名+子ども4名。例年なら、1テーブルに8人が定員なので25テーブルですがプリンスホテルは長野県の指導に従い、1テーブル4名に制限していたため48テーブルに。同テーブル内でも隣も向かいも遠くて、その上、テーブル上には十文字型のアクリル板もあってなかなか話がしにくかったという声も。参加者に「前夜祭初参加の人〜」と聞いたところ6割くらい手が挙がり、コミュニケーションが取りづらかったのは残念でした。同じテーブルの人より隣のテーブルの人の方が近かったかも(苦笑)。来年8人に戻ると(戻ってほしいですが)、とっても近さを感じるかも。
司会はいつもの9806018片桐美鈴さん、0304002佐々木くんと私水落も参加。開会宣言後は、実行委員紹介、高橋委員長の挨拶と乾杯。次は30回記念の初期実行委員OB紹介。昨年久しぶりに参加した武田くんが声をかけ、前夜祭は武田くん、田島くん、仲沢くん、本橋くんの4名が参加。(日曜は創始者瓦井くん他計10名が参加しました)4名には壇上に上がってもらい、私からの紹介「彼らのおかげで今回の30回記念を迎えられています」で参加者から感謝の拍手。武田くんから挨拶ののち、本橋くんから闘病中で参加できなかった初期委員の加倉井くんに応援の無言のエールを、との音頭で参加者全員で黙って右手を突き上げました。届いたと思います。
そしていつものマツダスタッフの紹介へと続きます。今年の出張参加者をステージ上で紹介。3年前の前夜祭で、新主査として紹介され緊張感があった斎藤主査が、990Sのヒットで胸張って挨拶(笑)。出張参加者は9名。各テーブルで参加者と交流したよう。そして、貴島さんのお名前だけ紹介のあと、前夜祭に参加している駐車券落選者を対象にした、キャンセル駐車券争奪じゃんけん大会。みなさんに喜んでもらえました。めでたし。
その後は、小池さん夫妻によるコマ図ラリー表彰。
30回記念ミニトークは、貴島さんにお願いしました。直前のお願いにもかかわらず快諾いただき。プロジェクタも持参。大学教授としても各地で講演会をされていて、何時間でも話せるくらいネタはたくさん(笑)。30分にまとめてもらうのが申し訳なかったですが、主に、初代NAの平井主査の人となりを伝えていただき、初参加の方々にとっては感動のお話だったもよう。涙した人もいたようです。貴島さんありがとうございました。
3年前まで毎年参加いただき愛車とオーナーの自筆の絵やオリジナルの一品もののクッションや日傘や、のれんやタペストリーを作ってプレゼントしていただいていた福田さんは遠距離運転が辛くなったとのことで不参加。お願いした軽井沢30回記念の絵(前号に掲載)を手拭いにして100枚限定製作。福田さんも80代ということで、まずは参加者の最高齢89歳の久保さん(1404013兵庫県明石市からNBで自走)、前日5/27に86歳になった神子島(かごしま。0710002)さんに、その手拭いをプレゼント。また遠方からの参加者として北海道、福岡、熊本からの吉村さんと高木さんにもプレゼントして喜んでもらったあと手拭い争奪じゃんけん大会を佐々木くん仕切りで、いつもどおり。途中、田中杏奈ちゃん(5歳)がじゃんけんクイーンとして降臨。なんとラストの手拭いは、佐々木くん、片桐さんのサイン入り(苦笑)。佐々木くんも参加者もお疲れさまでした。
広島から自走参加した浜井さんのロードスター着物の撮影タイムを経て、私の締めは、全員マスクをきちんとつけて、いつもの「NAサイコー、おー」から始めて「軽井沢ミーティング30回おめでとう!明日も楽しむぞっ、おー!」。21時無事終了。濃い2時間はあっという間でした。

●プリンスホテルウエストツイン、コテージ宿泊
プリンスでの前泊は、2020年・2021年は、事務局での案内もできず、各自が直接ホテルに予約でしたが、3年ぶりに事務局での受付を復活。ツインは37部屋、コテージは4人、6人、8人用合計20棟ほどを事前にプリンス飯野さんに確保いただき、コテージは1棟貸しで予約受付ました。ツインは受付開始を事前告知してしまうと殺到するので4月25日頃に、こっそりOPEN INC.SHOPのサイトで募集開始しましたが、翌日には埋まってしまいました。コテージも最終的にはスタッフ含め22棟を使用。それぞれ、晴れが確実な翌日を楽しみに盛り上がったよう。
マツダ出張参加者 ※【V】は日曜のボランティアも
商品本部主査:斎藤茂樹【V】
商品本部プロジェクトマネージャー:杉本 学【V】
デザイン本部チーフデザイナー:岩内義人【V】
デザイン本部プロダクションデザインスタジオカラー&トリムデザインG:狩野 梓【V】
カスタマーサービス本部:伏見 亮
カスタマーサービス本部:田中富美
国内営業本部国内商品マーケティング部メディア対応:田中秀昭
国内営業本部国内商品マーケティング部:大関卓也
国内営業本部国内商品マーケティング部:東 建吾
日曜だけプライベート参加:中山 雅、山本修弘
5月29日(日) 11年連続の晴れ!
朝6時前。7ヶ月前の前回はフロントガラスの霜を溶かすためにお湯を持って出たなあ、と思いつつ、5月のさわやかな空気の中、駐車場へ。6時5分に会場到着すると、すでにボランティア数名が到着済み。眠そうな顔も皆笑顔。ビアンテから商品をおろしている間に、ボランティアが続々入場。その時間帯から西川桂さんがお店作りを手伝ってくれました。ありがとう。
6時半頃、気付けば展示車到着。展示位置、待機位置を決め、大関くんらが拭きあげ。ステージテントの斜め前のテントでは、クラシックマツダ事務局伏見さんが純正復刻パーツを展示。午後のトークショーで現状報告も。昨年の会場で来場者にお願いしていたアンケートの結果も展示していました。

同じテント内に、高木くんが30回お祝い寄せ書きタペストリーを3枚セットしてくれました。その横には、昨年同様、熊野皇大神社副社「星乃道神社」御神体を置きました。内容はこちらを参照ください。浄財に5000円札や1万円札も入り始めました。ありがたし。

ということで、この秋の各地ミーティングを行脚し、2023年の軽井沢終了後に、神社に奉納します。ミーティングには参加できないけれど、寄付希望の方は、事務局まで郵便為替か現金書留でお願いします。ご協力よろしくお願いします。5000円以上寄付の方のお名前は何らかの形で副社に掲出します。

7時からは総勢110名強(昨年85名)のボランティアミーティング。マツダ出張者からは斎藤主査、杉本さん、岩内さん、狩野さんもボランティア参加した模様。「軽井沢の醍醐味」です。高橋委員長のボランティアへの感謝の挨拶、実行委員大古くんの仕切りでそれぞれの持ち場の確認〜打合せ。ビブスも配布。おにぎり2個とお茶の朝食も配布。
7時30分までの間、今年は22店舗(昨年17店舗)のショップさんが入場。第二ゲートでのショップ入場対応は松島夫妻。場内では小林さんと私でショップ対応。ショップ入場完了後、松島夫妻は、昨年同様、駐車誘導へ。今年は検温のみ。お疲れさまでした。昨年に引き続き、ケバブ屋さんのキッチンカーも出店。ソフトアイスがかなり売れたもよう。普段はアウトレット内に出店していて、参加者が結構来てくれる、と聞きました。私もオススメします。
RCOJテント内の準備をしながらスタッフと話していて、ふと気づいたら、第1駐車場のゲートオープンの時間。青空の下、目の前に入ってくる車たちを見ていて昨年は泣けましたが、今年は「やっぱりこのみんなの笑顔のために続けていかないと」と苦労の2年が明けた「新たな一歩」的なものを感じました。
渋滞緩和のため、第2駐車場は時間をずらして8:20から入場開始。第2駐車場側ゲート(2ゲート)の受付テントは今年は駐車券なし、チケット持参の方々の来場手段チェックが復活しましたが、ほとんど問題起きず。駐車券、チケット忘れが一件もなかったことが実行委員のあいだでは、参加者の参加意欲の現れ?と嬉しく話しました。2ゲートと本部のテントでチャリティ販売したクレデンシャルケースは、募金箱の金額から判断すると900個近くが出た模様。本部テントでは、アンケート引き換えの参加賞缶バッヂ受け取りの行列が伸び、次回(5年後?)の反省材料に。笑。
8時過ぎには、第1駐車場とP7に自車を入れた9806018片桐美鈴さんと岸田順子さんがRCOJテントに到着。長年のノウハウで、西川桂さんも協力して商品陳列作業も加速。ありがとう。

10時から開会式。実行委員の浜島くんの司会で始まりました。高橋委員長の挨拶は「やっと5月にできました」と涙。参加者から励ましと感謝の拍手。マツダ スタッフの紹介。代表して斎藤主査からも挨拶。テント前の密集を心配しましたが、全員マスクは着用し、適度な距離感で良い感じでした。
開会式終了と共に場内2箇所のショッピングストリートもオープン。昨年に続き、お店レイアウトにしたRCOJテント内では、片桐美鈴さんと木村桂さんがレジ担当。岸田順子さんが、ずっと入り口で、入場待ち先頭の人とコミュニケーションしながら入場数をコントロール。行列の最後尾は、1508005西川佳男さんが「ここが最後尾です」という札を掲げて担当してくれました。いつものRCOJ籏をバックにメンバー記念撮影は9806017片桐博也さんが担当。皆の笑顔がいいです。今年も店内最大6人に制限にしたので、ショップオープン後から、2時間くらい、入店待ち列が50人以上‥苦笑。行列は昼過ぎても途切れず、軽井沢30回記念限定オフィシャルTシャツ30枚、バッグ類30個もほぼ完売。好天のおかげで、160個くらい持参したキャップもほぼ完売。その他、いろんな絵柄のコットンバッグもほぼ完売。たくさん作ってきて正解でした。でももっと行けたなあ、とプチ反省(笑)。交通安全と晴天祈願のロードスター御守り袋も好評でした。終了後、ビアンテに積む荷物量は半減。お買い上げ、ありがとうございました。
ショップオープンの頃、ステージテント前では、軽井沢の象徴でもあるペダルカーレースが復活。9607001伊藤くんちの希ちゃん(5歳)が予選決勝ともに、伊藤くんDIYの1028風ペダルカーで他を寄せ付けない走りで優勝。そんなメンバーの子供たちの成長も嬉しい、祖父の気分(苦笑)。一方、前夜祭でメンバー最高齢89歳で手拭いをプレゼントされた1404013久保顕次さんは、新幹線で駆け付けたアルファ乗りの息子さんと参加。息子さんはミーティングの規模に驚いてました。来年も元気で。他にもテントにはメンバーがたくさん来訪。ずっと、テントまわりで話せました。実は当日夜から喉がかれました。苦笑

11時からのトーク第一部は、斎藤主査、商品本部杉本くん(2107004)、国内営業大関くん(0209011)の990Sの魅力トーク。主査から「軽さが人の琴線に響く」「変なNEの企画が出てきたら潰しに行く」「最後のガソリン車として楽しもう」などなど、笑いも取りながら楽しい話が聞けたようです。NDのこれからの話もでたようです。まだまだ乞うご期待。貴島さんのショートトークの模様なども入ったオフィシャル動画もぜひご覧を。

昼食は、今年も群馬のお弁当屋さん「登利平」さんのお弁当3種類。11時頃から昼食券と引き換え開始。今年から昼食券はアンケート用紙と一緒に印刷。ミシン線で切り取る形式。三つ折りでのお届けでしたが、中に昼食券を折り込むと気づかれずに「昼食券が入ってなかった」という問い合わせがたくさん来るに違いない!という想像から、昼食券をおもてに出した変則折りにしました。結果、問い合わせは1名のみで、「アンケート用紙が入ってない」という想定外の問い合わせ(苦笑)でした。3年ぶりのお昼どき恒例の集合写真撮影は今年はドローンで。11年連続晴れの功労者?、熊野皇大神社の神主、水澤さんも立ち寄ってくれました。星乃道神社の盛り上げや奉納について、また相談していきます。2023年の晴れも心からよろしくお願いしますよ。

午後のトークはマツダ 伏見さんのレストアチーム報告から始まり、中山デザイン本部長(前チーフデザイナー)、岩内新チーフデザイナー、カラー担当狩野さんによる、デザイントーク。司会の浜島くんから、岩内さんに「NDのどこを直したいですか?」と前チーフデザイナーの上司を前に、楽しい質問(笑)。岩内「いやあ、困りましたね〜。ほんと完成度が高いんですよね」中山「初めて聞いた(笑)」岩内「変えるために変える必要はないので、よく考えて隙をついてスパっと変えていきたいと思ってます」中山「変えるんかい!(笑)」てな楽しいやりとりを参加者も十分楽しみました。
実はお忍びで、彼らの元上司、前田育男シニアフェロー(3月で常務を退任)も初来場してました。私水落の新入社員時代、同じグループの一個上の先輩です。「一度は見ておきなよ」と伝えていて今年実現しました。ひととおり見てまわってきたところで「感想は?どう?」と聞くと、ひとこと「宗教だな」と返ってきました(笑)。確かに午後のトークショーでも、ステージテント前の炎天下のアスファルトに体育座りして、じっと話を聞いている姿は「修行」に見えます。(笑)前田さんはその後、目敏い参加者に見つかり、サイン責めにあったりして、閉会前に「実際に来ないとわからんなあ。きてみてよかったよ」と言って引き上げました。よかったです。
今は広報でロードスター担当となっている田中くん(水落のM2時代の同僚でM2 1028のリーダー)も、取材メディア対応しつつ1028オーナーたちに囲まれ笑顔で過ごしていました。
今年はチャリティオークション&抽選会も復活。福田さん作の30回記念手ぬぐいもたくさん賞品として配布。でも、かなりの割合で参加者は帰路に着いていて、なかなか当選者が現れなかったという課題も。最後は、高橋委員長のあいさつ。恒例の「家に帰るまでがミーティングです」を聴いて、無事終了したことを実感。浜島くん、今年も、イレギュラーだらけの司会進行、1日お疲れでした。

閉会後、参加者の見送りとかたづけはいつもどおり着々。矢印看板などのパネル類は、担当委員の佐五味さんと佐藤くんが整理してまとめ、杉木さんがペダルカー3台とともに軽トラで持ち帰ってくれました。その他委員もスタッフも担当場所の片付けを済ませたあとは、日焼けして疲れているけれど充実の笑顔でした。お疲れさまでした。

すでに6月には実行委員会の反省会を開催。大きな問題はありませんでしたが、来年に向けての課題も出てきています。30年の間、ひとつひとつ改善してきました。この2年間で、また鍛えられました(苦笑)。けれど、ミーティングが成り立つのは参加者の皆さんの協力があってのこと。感謝です。ご意見、提案等ありましたら、事務局まで連絡ください。軽井沢ミーティングは、今までもこれからも参加者みんなで、創り続けます。
2023年の軽井沢の日程は、5月27-28日です。駐車券は、2022年同様、2023年2月中旬から4月中旬の間に、往復はがきでの応募、抽選となります。詳細はこちら。2021年「まだ確約はできませんが、2019年以前の状態に少しでも戻せれば」とここに書きました。前夜祭の復活、ペダルカーレースの復活などを実現できました。2023年は感染症前の軽井沢を超えるもっと楽しいものにできれば、と思っています。
2023年も軽井沢で「笑顔。逢える。」
2022年の最終参加数
事前申込時不明だったメディア12名を加え参加者総数は史上2位の2,176名(過去の最多記録は2016年の2,402名。2019年は2,173名)。
実際に確認できたロードスター(ボランティアスタッフの手カウント)は1,070台(昨年は1,001台)。
内訳は、NA:26%(昨年34%)NB:13%(22%)NC:11%(16%)そしてND+RF:50%(33%)でした。とうとうND+RFが半数となりました。とはいえ、ドローンで上空から見ると、4世代の区別はつきません。だから、続いているのだと思います。

2022参加者アンケート
回答総数史上最多1,694 回収率史上最多80% の結果を一部ご紹介

○初参加の割合:41.7%(過去最多は2019年の37.1%)
○10回以上参加の割合:14%
○仲間参加の割合が減り、個人参加(1〜2名)が70%に増加(2019年65%)
○感想、意見(フリーアンサー)
「30回おめでとう」が最多。
「感謝、感動、楽しい、圧巻、圧倒された」のキーワードが多数。スタッフへの感謝が最多。
駐車券が落選しても参加できるようになったことを歓迎された。
それでも希望全車が参加できるように、ということで年2回開催、土日2日間開催、会場変更(苗場4件)の提案があった。
結婚前から参加、20数年ぶりに参加、子供と、孫と、といった人生のストーリーが増えている。
「ずっと」「40回、50回続けて」と継続を願う声が多数。
これからも軽井沢はずっと続きます。
マナー再考
今年は、開催前、開催中に近隣からやメールでの苦情もなく、警察署への事後の挨拶(連絡)に行った際も通報や苦情は一件もなかったと聞きました。参加者みんなが、軽井沢ミーティングの継続を願っていると思います。感染症対策も含め、実行委員会が30年積み重ねてきた試行錯誤は、すべてその継続のためです。継続することが社会的使命とまで思えたりしています。まわりに迷惑と感じさせることが起きれば、継続は危うくなります。ミーティングだけではありません。このクルマと仲間のイメージを下げてしまいます。これを機に、また皆で考え続けたいと思います。