Report 2006〜軽井沢ミーティング2006 レポート〜

今年も準備いろいろ
毎年春のロードスター最大規模イベント「軽井沢ミーティング」。主催者、軽井沢ミーティング実行委員会の、2006年初の打合せは1月。2005年はNCお披露目というアトラクションもありましたが、2006年は例年通りということで、まったりとスタート。細かい部分での反省から、改善策も続々決定。できること、やれることはどうすればやれるかまで、長い間のノウハウ蓄積が活かされます。

●COTY受賞記念感謝署名ボンネット
そんな中で初回の議事のひとつが、NCのカーオブザイヤー受賞のお祝いを何かできないか、というもの。<ありきたりの記念品ではつまらないし…署名でも集めますか…紙じゃつまんないから車体は?…NCのボンネットなら1000人位署名できるよ、ちょうど盾みたいな形だし(笑)>などなどの議論(雑談?)から、NCのボンネットに署名を集めて贈呈することを決定。
中央のメッセージは、お祝いと感謝。私たちが一番伝えたいのは、心からの「Thank you」。前夜のパーティで公開、署名を開始し、当日の閉会式までに署名で埋まるはず。99年の全国のイベントで署名を集めた10周年記念車と共に、2009年の20周年イベントの会場に展示されることでしょう。きっと20周年記念の署名の機会もあると思いますから、まだ署名できてない方は手書きの練習を(笑)。
告知、参加申込受付開始を経て、事前申込締切日までには、史上最多となった前年比5%増の約1150人の申込が到着しました。

●2006年5月21日の最終打合せでの状況報告
コマ図:25台(49名)
お絵描き:19名
パーティ:200名+子供21名
宿泊:252名
ミーティング:一般1020名+SHOPスタッフ131名=1151名〈昨年1089名)
ペダルカー:34名〈昨年31名)
SHOP出店:31店(昨年27)

あとは当日を待つのみと言いつつ、スタッフの間では、第3駐車場への誘導体制の確認と共に、もともとロードスター以外の車両用だった第2駐車場の中も、せっかくだからロードスターとそれ以外でスペースを分けようと前日まで議論。参加者の気持ちになっての改善に労を惜しまないのは、同じロードスターを楽しむ仲間だからこそ、です。
5月27日(土)雨ときどき霧雨、霧、曇り
●会場準備
事務局からは、8時に出発、10時30分スタッフ全員集合時間に現地着。今年のテントの数は、本部テント2、コミュニケーションスペーステント24、SHOP用テント30の計56張りで。昨年から6張り増。レンタル品すべてをお願いしているダスキンレントオール高崎店さんよる設営で。到着時には半分位が完成済み。実は、8時には、コマ図関連のスタッフが集合し受付開始、9時にはレイアウトスタッフが会場入りし、ダスキンスタッフに、テント、テーブル、椅子配置指示をしてくれてます。お疲れさまです。
昨年、4m×10mの大ステージがあったメインスペースには、4m×1mのステージのみ。マツダから届いたNC NR-Aとマツダスピードフルキット車も、雨の中、普通に展示。「去年とえらく違うなあ〈笑)」と笑いあうスタッフ。
設営が着々と進む中、会場では朝9時からコマ図ラリーの受付が始まっていて、10時から順次スタート。今年は参加25台。毎年、参加者が楽しめるコース設定を考えています。天気には勝てませんが参加者からは好評。来年はぜひ一味違う楽しみ方も試してみては?。

●お絵描き教室
午後から、隣接のシーズンオフ休業中のレストランで「Bow。お絵描き教室」開催。まずはBow。さん自ら持参してくれたロードスター関連の原画を、全員で間近に見学。ためいきが聞こえます。描き方についてのお話を聞いて、さっそくそれぞれが持参した愛車の写真を絵にしていきます。
Bow。さん自身は、NCのカタログを題材に。 参加者と同じ簡易の水彩の絵の具で下地の彩色して、乾くまで待つ間に参加者の直接指導をしてまわり、戻ってまた筆を入れ、の繰り返しで、1.5時間で80%くらいできあがってしまいました。「皆が見ていた分、かえって集中できた(本人談)」とはいえ、さすがですね〜の声多数。それぞれの絵も講評もしてもらって、サインをもらって終了。「絵が好きなら、何度も何度も描き続ける練習が大切」とのこと。

●ブリンスホテルにて
軽井沢プリンスホテル西館では、フロント前の特設受付で宿泊者250名余がチェックイン。年間を通じてここではいろんな団体がイベントの特設受付を出しますが、ホテルスタッフいわく、年齢、家族構成等、こんなに幅広いのはこのイベントだけとのこと。きっと、こんなに皆が楽しそうなのもこのイベントだけだのでは、と思います。

19時からのパーティは、約220人が参加。再会を楽しむ家族連れどうしや、知りあいの輪がそこかしこにでき、なごやかにスタート。
司会進行は、後藤恭行さんと片桐美鈴さん、片桐博也さん。2006年参加してくれたマツダスタッフは、
 プログラム開発推進本部第2プログラム開発推進室 主査 貴島孝雄
 プログラム開発推進本部第2プログラム開発推進室 秋山耕一
 デザイン本部 チーフデザイナー 中牟田泰
 デザイン本部 AM 高橋篤博
 マーケティング本部ブランドコミュニケーションGr. AM 中沢真
の5名(敬称略)。2005年のNCお披露目前のような緊張感はありません(笑)。
挨拶に引き続き、乾杯、コマ図ラリーの表彰と進行していきます。金井優子さんは、当日軽井沢プリンスホテルで挙式。パーティの2テーブルを占拠して披露宴がわり。おめでとう。おなじみロードスター生みの親の一人、福田サンは、毎年、奥さんと広島から自走参加。今年も奥さんとの合作のクッションなどをたくさん持ってきてくれました。マツダからのデザイン画のプレゼント争奪じゃんけん大会も大盛り上がり。
そんなこんなで、パーティは終了。雨も降り続いていたせいか、それとも歳のせいか?、今年は各コテージ間の移動(飲み歩き)も少なく、早めの就寝となったようでした。
5月28日(日)雨/霧雨/晴れ 軽井沢マジック<
翌朝、あいにくの雨、その上、気温も低く、長袖重ね着で、急いで朝食を済ませて朝7時に会場入り。雨の中、早朝からスタッフはそれぞれのスケジュールで動いてくれています。
5時40分 受付スタッフが会場入り
6時30分 受付担当ボランティアスタッフ集合。SHOPの入場開始。
6時45分 誘導担当ボランティアスタッフ集合。
7時20分 SHOP入場終了

混乱を避けるために、6時50分から7時20分はSHOP関係車の入場時間。 それが終わり、入場誘導体制が整うと、スタッフのトランシーバに「準備OK」の声が飛び交い、開場となります。プログラムには、「8:30開場」とあり、ここに開場時間を書いてしまうと、きっとそれよりも早く来る参加者が増えて、スタッフが困る(笑)ので、書きませんが、年々早くなってるとだけお伝えしておきます。参考までに、2006年は雨だったにもかかわらず、8:35には第一駐車場約620台が埋まり、第2駐車場への誘導開始。第2駐車場〈一般車含め250台)は9:15に埋まり、第3駐車場へ誘導開始。今年も「1人1枚のチケットを持って入場」というルールが守られたようで、スムースな入場ができたようです。ご協力感謝。

たくさんのロードスターが入場していく間は、雨、霧雨、霧の繰り返しでしたが、弱い霧雨も上がりかけた10:00から、吉田さんと浜島さんの司会で、開会式スタート。マツダスタッフからの挨拶をいただいている頃には雨も上がり、ペダルカーレースの実施決定。
おなじみペダルカーによるレースは一番人気アトラクション。1歳から5歳まで40名近くが参加。2歳まではエキジビジョンレース。スタートから動かない子、途中で曲がっていっちゃう子などなど、見守る親達の表情や声援も楽しいレースです(笑)。事前に作成した出走リストに沿って、素早い進行。これもノウハウのたまもの。

11時過ぎからは雲も薄くなり、様子見していたSHOPさんも、お店開き。SHOPのスタッフも参加者の笑顔に逢えることが嬉しいのです。
11:40からチャリティオークション。主に参加SHOPさんから提供いただいたパーツやグッズをオークション形式で。今年のチャリティ総額は130,000円。6回分の累計は約680,000円になってます。
12時前から、昼食の配付スタート。12時過ぎに、スキーセンターの屋上からの集合撮影。
13時からは、マツダスタッフとNCユーザーによるトーク。
結局、午後は薄曇り〜青空も。「絶対晴れると思ってました。軽井沢マジック健在ですね」なんて声が多数ありました。ある意味、雨、霧、霧雨、曇り、晴れ、と1日で雪以外はすべての天候を経験できた貴重なミーティングにもなりました。風がなかったのもマジック?。

そんな天候にもかかわらず、2006年の参加数は結局ほぼ2005年並の1465名、ロードスターは910台。晴れたら史上最多記録更新だったね、とスタッフで苦笑。実行委員長が会場内をくまなく歩いてカウンターで数えた台数の内訳は、NAが579台、NBが262台(内クーペ4台)、そして注目のNCは69台で7.6%!。スタッフの間でのNC事前予想は40台位だったので「そんなにいるんだ、びっくり!」と話していたところにちょうどチーフデザイナーの中牟田さんも加わり、「そんなに来てますか。いやあ嬉しいですね」と笑顔。
50代以上の初参加が増えたことも今年の特徴。NCの新車だけでなく、NA,NBの中古を購入しての参加も多数。これもNC効果。61歳で初参加の伊澤さんから、スタッフへの感謝と共に「自分で楽しみを探す場だと思います」というお便りも届きました。
閉会式も無事終了。スタッフは出口近辺で見送り。参加者からの「ありがとう」「お疲れさまー」「じゃあまた来年」の声が嬉しいひととき。

2006年の軽井沢もたくさんの笑顔に逢えました。

2007年も軽井沢は、5月の最終週末(5月26日〜27日)です。今からスケジュール調整を。

2007年もまた、「笑顔。逢える。」
2006参加者アンケート(回答総数885名)結果を一部ご紹介
○初参加の割合:31%(昨年32%)
○1人で参加した方:158名
○「面白かったもの」1〜5位
 1. ペダルカー:184
 2. ショップ:84
 3. たくさんのロードスター:75
 4. フリマ:71
 5. すべて、雰囲気:51
○「意見要望」1〜5位
 1. スタッフおつかれさま、ありがとう:114
 2. 来年も参加したい:103
 3. 楽しかった、雨でも来てよかった:95
 4. いつまでも、長く続けて:65
 5. 雨で残念、でも途中から晴れてよかった:51