Report 2016〜軽井沢ミーティング2016 レポート〜

昨年は直前にNDが発売となり、ミーティングまでに納車が間に合うのか、が問題?だった軽井沢ミーティングは今年24回目を迎え、もっと大きな問題に直面してしまいました。後述。
単一車種の毎年恒例のイベントとしては世界最大ですが、主催はマツダでも大きな会社でもなく関東圏のクラブ他有志20名による「軽井沢ミーティング実行委員会」。毎年1月末頃から打合せを開始し、ミーティングの1週間前が4回目。何度もお伝えしてますが、委員会では軽井沢ミーティングの規模を大きくすることを目指してきたわけではありません。開催についての告知宣伝は、RCOJ会報とホームページ、2012年から瓦井前委員長が始めたfacebook以外ではほとんどしていません。当日のボランティアも含め、参加者といっしょに自分たちも楽しむ場を作り続けること、その目的のために重ねてきた改善が、結果として参加者の増加につながって来ました。
今年も1月31日から委員会の打ち合わせが始まりました。例年、この時期には無い問い合わせが、既に事務局に来始めていて、それらはNDを買って初参加の方からがほとんど。ということはNDの参加の急増が予想されるわけで…このあたりから想像力を働かせられれば…というところ。反省…後述。
昨年は、有料駐車場(7P)の200台分を区切って借りていたのですが、来なかった人や途中退出で昼頃には70台程の枠が空いた状態になっていました。その上、当日参加も含め250台くらいが有料駐車場(7P)の通常の枠に長時間駐車。そのため昼過ぎ頃、公道上に一般の買い物客による1時間の駐車場入場待ち渋滞が発生し、ショッピングプラザ側に「なんで枠が空いてるのに入れないんだ」とお客さんからのクレーム、渋滞について110番通報を受けた警察からも注意がありました。一般の買い物客を誘導することができないのに外から見て空いた枠があることがまずいということで、今年は有料駐車場を枠で借りることはNGとなりました。駐車券は第1駐車場600枚と第2駐車場は300枚だけ発行し合計900台。参加申込と入金の先着順に割り当て、間に合わなかった車両は事前申込も当日もすべて有料駐車場への駐車ということにし、ちょっと早めの3月上旬から告知を開始しました。

●晴天祈願のお祓い
2011年まで4年続いた雨に懲りて、2012年4月から行き始めて、4年連続で大きなご利益(りやく)があった晴天祈願のお祓いに今年も出かけました。4月17日(日)現地での打ち合わせ後、「熊野皇大神社」へ。お祓い当日の天候は昨年に続き、普通に晴れ…ならば同じように当日も晴れるはず(笑)。その際、神主の水澤さんから、ロードスター御守りの提案が。別掲。

●事前申込
4月25日(月)、RCOJメンバーには会報vol.80に参加申込用紙を同封して発送。翌日夕方から事務局のFAX稼働時間が急増。4月27日(水)23時過ぎの公式ホームページでの参加申込開始前に、既に百件近く到着済みでした。申込受付開始直後は、口コミでホームページへのアクセスも集中したようで、なかなかつながらない状況が2時間近く続きました。明けて28日(木)が参加費入金初日。入金件数も史上最多。実際にはこの日で835台分の入金。残りは第2駐車場の65台のみという状況でした。
5月14日(土)15時に事前申込を締め切り、口座も解約。そして翌日夕方にはロードスターだけでも、台数が1450台になることが判明。他車も入れると1500台超。ショッピングプラザの駐車場に500台が駐車する事になります。…すごいな、これで当日300台来ると、会場に一番近い有料駐車場(7P)がほとんど埋まってしまうなあ…と、まだこのときは危機感無し。苦笑。
夕方、日曜の昼食(おぎのやの釜飯とお弁当)2,000食超の注文連絡と共に、プリンスホテル飯野さんに台数を連絡。「え?それはまずいです」の悲痛なひとことで、一気に現実に。
「事前申込の台数だけで、キャパ450台の有料駐車場(P7)が埋まってしまい、そこに当日が加わって他の有料駐車場に300台が駐車して迷惑がかかると、ショッピングプラザから来年は一切の使用を断られてしまうかもしれません。当日参加受付を中止できませんか?主催者さんがそういう対策を講じてくれているので、とショッピングプラザに今年の状況を伝えますので」という要望があり、急遽委員全員にメール。賛同を得て、委員長とは電話で話し「当日参加受付中止」を決定。5月16日(月)夜から下記を公式サイトに掲載しました。
当日参加受付中止のお知らせ
(前半略)
参加車両の駐車をこれ以上増やさないため、実行委員会では、今年の当日参加の受付を中止する、という苦渋の決断をいたしました。
ミーティング当日に気軽に参加できることを大切にするため、当日参加の受付を継続してきましたが、まわりに迷惑をかけてまで楽しむことはできません。
以下の1.2.の場合を除き、5月29日(日)の当日参加は受け付けられません。
  1. 公共交通機関による来場
    受付テントにて、当日または前日の新幹線等の公共交通機関の乗車券または領収書を提示ください。乗車券は自動改札機で回収されないよう有人改札を利用し、持参の上、スタッフに当日参加費(3,000円/名。昼食なし)をお支払いください。
  2. 事前申込のチケットを保有している方の車に同乗しての来場
    • 第1駐車場の駐車券を保有する方の車両の助手席に同乗して参加する場合
      →第1駐車場の入口で、車に乗ったまま、スタッフに当日参加費をお支払いください。
    • 第2駐車場の駐車券を保有する方の車両の助手席に同乗して参加する場合
      →第2駐車場に駐車後、事前申込のチケットを保有する方と、必ず一緒に受付テントにお越しの上、当日参加費をお支払いください。
    • 有料駐車場に駐車する方の車両に同乗して参加する場合
      →有料駐車場に駐車後、事前申込のチケットを保有する方と、必ず一緒に受付テントにお越しの上、当日参加費をお支払いください。
上記以外の方は、当日会場に入場いただけませんことを、ご理解ください。
なお本件に関するお問い合わせ、要望には、事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
軽井沢ミーティングは、参加者の皆さんを信じています。
実行委員会一同
ネット上では「増えすぎだよね」「しかたないね」「電車で行きます」「来年が心配」といった声がほとんどでした。こういったところにもこのクルマのファンたちの成熟度を感じたりします。とはいえ、この決定後、受理書に文言を加筆したり、その他想定される問題と解決策、ダンドリ変更などイレギュラーな対応が急増。実は5月上旬には、RFの展示とお披露目は決まっていました。マツダ側の当日のサプライズにしたいという要望で、もともと事前に告知は一切しないことにしていました。情報がもれるとRF見たさに一層当日参加が増えてしまいそうという予想から、当日参加受付を中止した時点で、一層情報統制を強めたり…そんなこんなで例年にも増して心身疲労(苦笑)しながら、18〜19日の2日間でチケット類をすべて発送。22日には委員会最終打ち合わせで参加申込状況を報告、討議しました。
5月22日の委員会最終打合せ時点での事前参加申込状況
●5月28日(土)
コマ図:26台(2015年:20台、2014年:20台、2013年:13台、2012年:16台)
前夜祭:235名+子供3名(2015年:207名+子供1名、2014年:190名+子供6名、2012年:173名+子供4名)
宿泊:291名(2015年:229名、2014年:222名、2012年:195名)

●5月29日(日)
ミーティング事前参加申込:2185名(2015年:1757名、2014年:1550名)
ペダルカー:22名(2015年:14名)
SHOP出店:25店舗(2015年:25店舗)
ボランティアスタッフ(委員含む):91名(2015年:99名)
ボランティア車両:76台+他車5台
ロードスター駐車台数:約1452台(2015年:1323台、2014年:1283台) 駐車場内訳:第1駐車場600台+ボランティア76台+ショップ関係52台、第2駐車場284台、有料駐車場440台
参加者の型式内訳:NA 584台、NB 331台、NC 252台、ND 255台(2015年:NA 618台、NB 358台、NC 303台、ND 44台)
他車駐車台数:69台(駐車場内訳:第2駐車場16台+有料駐車場51台)

日曜の事前参加申込数は前年比23%増。前夜祭、宿泊も大きく増加しました。条件を満たして当日参加する人の数を皆で予測。80人から200人という幅。昨年450作った当日券セット(チケット、プログラム、ステッカー、アンケートのホチキス留め)を今年は200名分+α作成。とはいえ、足らなくなっては困るので、バラの予備もたくさん用意しました。
また、有料駐車場(P7)の入口(一旦停車してチケットを取るとバーが開くタイプ)がひとつしかなく、450台が同時に集中すると渋滞が発生するのでは?という指摘がでました。有料駐車場利用予定の450名に来場時間の分散と他の駐車場の利用のお願いをしよう、ということになり翌日事務局でハガキ印刷し、5月24日(火)に出しました。これもイレギュラーでコストもかかりますが、渋滞発生防止には必要な施策でした。直前週も、毎年恒例のチケット未着連絡への対応に加え、別荘から自転車で行ってよいか?バスは?タクシーは?といった問い合わせがあったりしました。受付テント担当の古山くんらは、軽井沢ローカルのしなの鉄道の近隣駅の駐車場を調べました。当日クルマで来てしまった人に、そこに駐車し直し電車で来てもらうお願いをするために、紙の案内も準備したり。準備できることはできるだけやって、あとは当日臨機応変、は、毎年のスタンスです。
軽井沢はスタッフも楽しみます。
主催者は、軽井沢ミーティング実行委員会という有志組織です。毎年お伝えしてますが、RCOJの主催ではありません。問い合わせや参加申込の窓口をフルタイムで運営するために、RCOJ事務局が委員会からその業務を受託しています。
実行委員は、各々が担当業務のリーダーとなり、当日はそれぞれの委員の仲間や一般参加者のボランティアスタッフの協力を得ます。こういったスタッフによって軽井沢ミーティングが運営されているのです。今年は、白根くん、奈良輪くんが新たに加わり20名となりました。
これも何度もお伝えしてきましたが、軽井沢ミーティングでは、実行委員も含めすべてのスタッフが一般参加者と同じ参加費を払ってます。もちろん委員やスタッフに人件費が払われることは一切ありません。日曜早朝の駐車誘導ボランティアには、朝食としておにぎり2個とお茶と、ボランティア缶バッヂが配られます。仕事で来ているわけではないからこそ、委員もスタッフも一般参加者と同じように楽しめるのです。一般参加者より早起きしてちょっとだけ眠いスタッフのモチベーションの源&報酬は、参加者からの「楽しかったです。」「お疲れさま。」というひと声と笑顔、そしてミーティングを一緒に創っているという自負です。
軽井沢2016実行委員会 50音順 カッコ内は主担当
9605133 大川恵一(1P場内誘導駐車)、0510010 大古哲生(1P場内誘導駐車、ボランティア監督)、0005027 岡田直紀(1P場内誘導駐車、ペダルカー)、9706004 加藤 誠(コマ図、2P入口誘導)、9604001 瓦井俊悟(SHOP対応、2P入口)、9604284 小池清隆(コマ図、2P入口誘導、本部救急)、0507007 小林理沙(SHOP対応)、9612025 古山英洋(会場レイアウト全般、日曜第2ゲート受付)、0804007 佐藤陽介(1P入口路上碓氷峠側)、0204014 白根宏希(2P入口)、9704012 新藤日出雄(本部業務)、9606031 杉木敏治(有料P入口)、1004010 高木亮佑(1P入口路上プリンス通り側)、9605117 高橋優一(会場レイアウト全般、日曜第2ゲート受付)、0404007 中嶋幸夫(2P入口)、1204002 奈良輪康弘(1P場内誘導駐車、ペダルカー)、9605008 浜島秀和(司会)、事務局 水落正典(事務局、進行全体)、9605054 吉田雅彦(司会サブ、本部)
2016運営協力スタッフ(敬称略順不同)
実行委員のもとで業務分担しつつ、全員が他の業務にも協力します。日曜当日の駐車誘導ボランティアスタッフにも支えられて、軽井沢ミーティングが成り立っています。2011年から新たに「ボランティア缶バッヂ」を製作配布しています。これは、ボランティアの皆さんへの感謝の気持ちと、本人が誇りに思えるような参加証として作っています。ボランティアとして参加するたびに勲章のように胸や帽子に増えて行くよう、毎年デザインを変えて製作しています。
※コマ図:高山悌二、小池つる子
※ホテルチェックイン:石川沙織、市川信裕、内田麻美、榎本秀夫、及川弘秋、神子島信嘉、川口孝二、久我敏徳、田島孝彦、西川司、松島輝秋、松島若葉、眞鍋靖、村井一彦、山崎一行、山田昭典、山本好昭
※ウェルカムパーティ:後藤恭行、片桐美鈴、佐々木辰雄
※日曜場内PA:西原喜美雄
※本部対応:川上善己、高原浩一
※ペダルカー:完田浩、完田崇子、村山三郎
※日曜受付:野口正貴、野口茜、浅原義敬、浅原恵美、鈴木広信、永山直人、村井尚大、吉沢剛、平野正幸、横沢慎一、町田光恵
※駐車誘導:水出明男、水村哲、竹花孝、高田光隆、川端博昌、田口武、山口泰史、正田哲雄、森下康憲、金井広行、飯島利彦、天沼重明、中沢茂、前原登、瀬下亨一、山崎浩之、山崎萌絵、倉林洋佑、外山博章、真庭伸明、鹿野博文、伊藤正喜、熊倉真顕、内川慎一、石橋直樹、小高芳彦、金田拓也、坂本聡、坂本久美子、秋元秀行、石井秀夫、岩田靖史、太田寿一郎、大矢梢、片居木康成、菊地太郎、菊地文子、小林耕史、齋藤誠、佐藤弘幸、雫石將太、関弘志、瀬端宏之、手塚正臣、奈良輪純菜、長谷川浪次郎、疋野繁、田端治江、藤田宗弘、藤田絵梨佳、堀越節司、松木信頼、村上智美、村上晋、吉沢剛、吉野伸好、吉野嘉弘、若狭章則
その他、当日手伝ってくれたボランティアスタッフの方々
他の参加者の楽しみのために動くことも楽しんでくれました。おつかれさまでした&ありがとうございました。
5月28日(土) 晴れ
●会場準備
一週間前から、天気予報だけは一度も悪くなることなく、心穏やかに当日は朝8時前に会場入り。8時からダスキンレントオール高崎ステーションさんのスタッフ20名弱とトラック5〜6台が入り、テント設営が進みます。今年のテントは1つ増えて大小3種類41張り。高橋委員長&クラブpeaのスタッフが、メインステージテントの位置を決定。そこを基点にして他のテントの場所を決め、ガムテープ貼り作業継続。ショップスペースも各店スペースを区切っていきます。
昨年のステージテントには、直前に発売されたND1台を展示するだけだったので、お金はかけずに展示車の下にだけ、黒カーペットを準備しました。今年はRFの国内初お披露目でもあり、一昨年、シャシーと25th車を初お披露目展示したときのように少しだけマツダがお金をかけて、背景に黒い壁を建て、カーペットを敷き詰めることに。その施工は別の専門業者さんが入るため、まずはステージテント(片流れ5.4m×9m)の設営。昨年の閉会式の際、この大きなテントが突風で一瞬浮き上がりました。最近はテントが倒れる事故も多いので、事前にダスキンさんにそれを伝え、予防策を強く要望。一個300kgのコンクリートのウェイトを4つ他のレンタル業者さんから借りてきてくれました。チェーンで4本の柱に下げて固定しました。安定感抜群。隣のテントには100万台記念署名車をおくカーペットも敷きます。その後、全テントにテーブル、椅子を設置。
12時頃から他の委員も到着、第一駐車場のパイロン立て作業や、本部テントのレイアウトの変更やトイレ導線のためのベルトポールの確認などの後、新幹線の乗客へのアピールのために今年も「マツダロードスターファンミーティング」の横断幕を掲示しました。また、いろいろ受賞を祝う署名を集めるNDのボンネットに枠を紙テープで作る作業は、クラブRS同好車の面々に中山チーフデザイナーも加わってくれました。ありがたし。テント設営がやや遅れたため、ショッピングストリートのロープ規制線を張リ終えたのが16時過ぎ。委員もホテル宴会場でのスペシャルトークを楽しみに向かいます。
日曜の事前申込のNDは250台超。土曜の午後、会場に1411007大橋くんらNDオーナーズクラブが30台くらい集まってプチミーティングしてました。中山チーフデザイナーも飛び入り参加。日曜は駐車場も別々なので、土曜に集まるのも手ですね。でも、事前に事務局に連絡ください。また、設営の邪魔にならないように気遣いを。


●コマ図ラリー
今年は例年よりも参加申込が増えたコマ図ラリー。スタート地点がスキー場に戻りました。毎年新しく設定するコースは参加者にとっても評判がよいです。クラブや仲間、もちろんカップルでも参加をおすすめ。
2016年のコース図、コマ図はこちら


●チェックイン
プリンスホテルウエストフロント前の特設デスク前では、1年ぶりの笑顔に逢えます。実行委員川本さんとクラブOver40'sの面々が宿泊チェックイン(15:30〜17:00)を担当。今年は女子3名もスタッフに加わり、熟年男性だけの受付より評判が良かったそう(笑)。


●スペシャルトーク
前夜祭参加者のオプションとして、山本主査、中山チーフデザイナーによるスペシャルトークを17時から開催。内容は、130名くらいいた参加者だけの秘密ということで。


●パーティ〜コテージ
パーティの参加数は238名。会場前の廊下で既に「久しぶりっ」の声が飛び交います。19時ちょっと前の開場は委員がお出迎え。司会は今年も0109012後藤さん、9806018片桐美鈴さん、0304002佐々木くんの3名。音響は毎年京都から参加して日曜の会場も担当してくれる0708005西原くん。開会宣言後は、実行委員紹介、高橋委員長の挨拶、川本さんの乾杯、マツダスタッフ20数名の紹介と山本主査のあいさつ、1010010貴島さんと9605150福田さんもご紹介、そして9604284小池さん夫妻によるコマ図ラリー表彰と毎年のルーチン進行。
福田さん(9605156)は「ライトウェイトスポーツカーが、ワールドカーオブザイヤーとデザインオブザイヤーを穫るなんて、夢の夢だった。わしゃもう死んでもいい」とご挨拶。いえ、長生きしてください。そして昨年ここで選ばれた面々に愛車とオーナーの絵を贈呈。家宝に。今年も奥様恵子さんと共同作業でタペストリーやクッションなどたくさん作ってきてくれました。これが生き甲斐、一年のいい節目とおっしゃってくれてますが、ほんとにありがとうございます。
各賞のトロフィー(本物)も展示され、手に取って記念撮影した人も多数。一生に一度の記念?。ジャンケン大会は巻きで進行して、締めその1は工藤広報本部長から受賞のお礼とともに「ファンの皆さんが受賞」とひとこと。拍手。その2はいつもの「ロードスター最高!おー!」で示させていただき21時ちょっと過ぎに無事終了。その後は各コテージで、いつもどおり。昨年、飲み過ぎて日曜がダメダメだった某マツダスタッフも今年はうまくペース配分できた模様…めでたしめでたし(笑)。
5月29日(日) またまた今年もピーカン 晴れ!
朝6時前。きゅうり200本をホテルクロークの冷蔵庫から出してもらいビアンテに積んで会場へ。福島の知人が脱サラして栽培しているハウスきゅうりは、2011年の震災の年にRCOJテントで募金してくれた人に配付しはじめて、もう6年目。毎年楽しみにしているメンバーも多いので、止められない様相(笑)。
6時過ぎ、キャリアカーでやってきたMX-5 RFと100万台記念署名車をそれぞれのテントに設置。ボランティアスタッフがみんな見に来ると仕事にならなくなるので(笑)、RFは、すぐに布で覆います。100万台の方は、設置後、マツダの中澤くんがお手入れ。RCOJテントでビアンテから商品を下ろし、段ボール(ミニカー8箱、Tシャツ3箱など)を並べ終え、きゅうりコーナーを設置したあとは、ショップの案内誘導他、もろもろ対応。
ボランティアの皆さんが続々入場し、7時に集まって実行委員の大古くんの仕切りで担当場所の確認〜打合せ。今年は実行委員を除くと約70名(内初ボランティアは7〜8名)。事前に送ったボランティア缶バッヂが胸で輝きます(笑)。第2駐車場は今年も地元のクラブ、ヴェローチェコンパーニョさんにお願いしました。各担当場所のリーダーとなっている委員から説明を聞きつつ朝食。唯一の報酬(笑)おにぎり。
7時から7時30分はショップさん入場時間。今年も25店舗。そのほとんどがほんとにロードスターが好きで長くやってます。彼らも一緒に、このクルマの文化を創ってきました。参加者のクルマの駐車台数を維持するために限られたスペースに実績を重視して出店を決定しているため、ここ数年の固定化はいたしかたないところ。出店希望したのにできなかったショップさんは今年は14件ありました。すいません。この時間帯に、RCOJテント展示車として、露木くんのNA6も入場。テント近くにとめ、メンバー記念撮影の背景にもなってもらいました。
8時いよいよ開場。混んだのは開けてから15分のみで、ほとんど渋滞することもなく、熟成感。駐車券が無い事前申込済みのクルマは有料駐車場に。ハガキでお願いした早め来場、分散駐車にたくさんの方が協力してくれてました。ありがとうございます。最終的には、一番近い有料駐車場7Pにも300台を超えるロードスターが入りました。第1が600枚、第2が300枚の駐車券システムも淡々と進行。特に今年は駐車券無しでゲートに来てしまうクルマが初めてゼロになりました。皆さんの協力に感謝です。
心配だったのは、第2駐車場側ゲートの受付テント。当日参加受付中止を知らずに、車で来て有料駐車場にとめて当日参加を希望する人には、近隣駅の駐車場にとめそこから電車で来てもらうようお願いをしなければなりません。対応するスタッフが辛いです。のぞきに行くとちょうどそういう参加者が「え〜いっぺんクルマ出すの?」とスタッフに苦言…でもそのままゴネても入場はできず、車に戻ってくれました。そんな事例が10数件あった模様。一方で、事前の告知を見て、電車の切符や駅の領収書を持って来て提示してくれる人たちが100人くらいいたことが、スタッフには嬉しい感動でした。軽井沢は、参加者の協力で成り立っていることにあらためて気付きます。ありがたいことです。また、クレデンシャルケースの装着率は今年もまたアップしてました。皆さんの協力に感謝です。
無事9時半にゲートクローズ。今年もボランティアスタッフの方々、ありがとうございました。後日、駐車券半券の確認で来てなかった台数が、第1駐車場は12台(昨年22台)、第2駐車場は23台と判明。第1駐車場は史上最少数でした。
8時半頃から、さっそく100万台記念署名車には長蛇の列。複数箇所で同時署名にしてましたが、皆さん署名風景を記念撮影したりするので時間がかかってしまいます…しかたない(苦笑)。最長40分待ち…ってテーマパークなみ?。開発陣はボンネットやトランクの裏側に既に署名済みでした。いろいろ受賞お祝い署名ボンネットは、100万台記念車の隣で人気も押され気味でしたが、着々進行。トロフィーの本物もすべて展示。手にもっての記念撮影もできました。
あっという間に10時になり、開会式。9605008浜島くんの司会、9605054吉田さんがサブ司会でスタート。委員長のあいさつ、マツダゲスト紹介、注意事項などなど。ちょっと早めの開会式終了と共に、おまちかねショッピングストリートの開場です。入場規制のロープは、委員とボランティアスタッフが外すのですが、いないところも参加者がマナー良く外してくれます。
軽井沢の象徴でもあるメインイベントはおなじみ5歳迄のお子様によるペダルカーレース。委員の岡田くん奈良輪くんとクラブNACが運営してくれてます。今年はこの参加者も増え、少子化なんのその(笑)。メダルを手にした子供の笑顔、ほんといいです。きっと本人の記憶にも強く残るはず。
レースの片付けの頃には既にステージテント前に人だかり。そしてマツダ広報がRFのお披露目を(当日まで情報公開禁止で)案内したメディアのカメラもたくさん。トークショー第一部。マツダスタッフにより、まずはRFの除幕。そしてもちろんトップの開閉動作。シャッター音に溢れます。RFに込めた想いなどのトークの後、開発スタッフ全員に「ソフトトップとRF、どちらを買いますか」という質問も。いろんな回答があって(笑)、楽しめました。一旦お昼休み。RFのまわりの人波は消えないままで、ときどきマツダスタッフが開閉動作を見せてくれます。お昼の合間の集合写真のため、急遽RFをテントから外に出すことに。日光の下で見せるのも世界初、とのこと。マシングレーは太陽の下で一層艶やかでした。交替でメディアも脚立にのって集合写真撮影。たくさんのメディアに載りました。
RCOJブースでは、小テントがきゅうり専用。1年ぶりに9607059鈴木久枝さんファミリーらが担当してくれました。ありがとう。お買い上げか200円以上の募金での配布。味噌でも塩でもマヨネーズでもおいしくて熱中症予防にもなって今年は32,445円の募金が集まりました。来年もお楽しみに。
メインテントの販売は、いつもどおり、9806018片桐美鈴さんと岸田順子さんを中心に他のメンバーもサポート。ほんとにありがとう。今年の目玉は100万台記念Tシャツ、バッグとミニカーたち。天気が良いと、Tシャツもたくさん売れます。ミニカーは大小取り混ぜ約180台を持ち込み140台を販売しました。そのうちNDのソウルレッドは40台で完売でした。1日で140台販売って、実車だったらすごいんですが(笑)。来訪メンバーの記念撮影は、露木号をバックに「99万km号見物記念」看板を持って。撮影は9806017片桐博也さんにお願い。今年もほんとにありがとう。
午後の部は、貴島さんと福田さんのRFインプレッションから。ふたりとも高評価でした。毎年参加者と共に楽しんでいただいてます。ありがとうございます。そしてマツダゲストのトーク2部。質疑応答では、昨年に続きNAのパーツ供給についての要望も。また結婚しも持ち続けることを許してもらえるような、ロードスターの素敵な点を教えてください、なんで質問も寄せられました。いいですね。
抽選会のあと、閉会式は、高橋委員長のあいさつで締め。今年も、たくさんのなつかしい笑顔、新しい笑顔に逢えました。出口で見送るスタッフへの「お疲れさま〜」「ありがとうございました!」という声が疲れを癒します。まだまだ夏から秋、各地のミーティングでも会いましょう。見送り一段落後、実行委員でRFを囲んで記念撮影。最後も笑顔たち。
2016年の軽井沢は、事前申込に当日参加の208名を加え、参加者総数は2,402名(過去の最多記録は2015年の2,170名)。ちなみに当日参加208名の内訳は、事前申込済みの車両に同乗来場80名、電車が100名、残りは徒歩、自転車、タクシーでした。実際に確認できたロードスター(前委員長及びボランティアスタッフの手カウント)は1,363台(昨年は1,323台)。内訳は、NA:555台(41%)、NB:324台(24%)、NC:237台(17%)、そしてND:247台(18%)でした。NAは昨年の47%から41%に減。今年の各地のミーティングは、ND効果で最多台数を記録しそう。
2017年の軽井沢は、5月27日〜28日に決定済みです。また軽井沢で笑顔。逢える。
2017年のミーティングの駐車について
委員会では6月に反省会を実施。驚いたのは有料駐車場に仮ナンバーのロードスターがいたこと。仮ナンバーでのミーティング参加は違法です。極端な違法改造車への対応と同様のスタンスで厳しく対応していくことを確認。また、有料駐車場でロードスターに前方をふさがれ、なかなか外へ出られなかったという一般の方から、ショッピングプラザと事務局に苦情の電話がありました。有料駐車場にはスタッフの目が届きにくいこともその要因かもしれません。駐車場待ちの渋滞も少し発生したようですが、今年は事前の軽井沢警察への挨拶(委員が毎年行ってます)時に、渋滞発生の可能性を伝えたためか、警察からショッピンプラザへの注意の電話はありませんでした。
委員会としては来年以降、当日参加だけでなく事前申込も、参加者の有料駐車場の利用をゼロにすることにしました。その方針に対して、ショッピングプラザ側からは厚意で、有料駐車場の一画(200台分)の占有を了解いただきました。
2016年7月時点の、2017年の方針は、下記です。
  • 2017年の参加者の駐車場は、第1駐車場600台、第2駐車場(有料駐車場の一画を含む)500台を用意します。
  • 事前申込可能な車両数は1100台限定となるため、何らかの方法での抽選を想定しています。
  • 有料駐車場を使用しての参加はできません。当日参加の方の条件は、2016年同様に、事前申込済み車への同乗、電車、徒歩での来場のみとする予定です。
上記の詳細検討のため、2017年に向けての実行委員会の打合せは前倒しで開始することにしています。
参加者のアンケートやメール、ネット上のブログなどから、たくさんの人が来年の軽井沢を「心配」している空気が感じられます。うれしく、また、ありがたく思います。
軽井沢ミーティングは、今までもこれからも参加者みんなで創り続けます。
2016参加者アンケート(回答総数1281名)の結果を一部紹介
○初参加の割合:32.2%(昨年27%、一昨年30%)
○10回以上参加の割合:14.9%
○1人で参加した方:20.7%(昨年21.5%)
○感想、意見 フリーアンサーの1〜5位
 1. 楽しかった。最高!!:239名
 2. 毎年楽しみ、来年も来る。:195名
 3. スタッフ、ボランティアありがとう。敬意。:193名
 4. たくさんのロードスター。圧巻。感動した。:153名
 5. 長く続けて:121名
 その他、こんな人たちも。
  「ND、RF欲しくなった。買う。」:58名
  「そうは言っても自分の(彼の)ロードスターが一番」:19名
正解です。
ロードスター御守り
2008年から2011年まで4年連続で軽井沢は雨でした。神頼みに、と2012年春に委員会ででかけた碓氷峠の熊野皇大神社。それから5年連続で晴れ続きです。今年の4月の晴れ祈願の際、神主の水澤さんからロードスターの御守りの提案をいただきました。事務局全面協力(笑)。台紙に、マツダ承認済みのRoadsterロゴ、軽井沢ミーティングのロゴと画像、RCOJロゴも入れて、コラボで製作。御守り本体は、NA、NB、NC、NDの4種類があって、それぞれの絵が刺繍で入っています。もちろんすべて祈祷を済ませています。実行委員は神社で入手。遠方の方のために事務局で通販します。交通安全の御守りはたくさんあるけれど、「晴天祈願」の御守りはロードスターならでは。車内に必携。購入はこちら。
シャシーモデル
1511007金谷さん(マツダエース勤務)が企画し年初から製作準備を開始したNDの1/12スケールのSKYACTIVシャシー。税込予価\32,400。RCOJ会報vol.80での紹介で、既に20名以上のRCOJメンバーから予約が入っています。金谷さんからの報告。「5月に3Dプリンタを活用して初回試作品を製作し検証を行いました。エンジン、トランスミッション、プロペラシャフト、パワープラントフレーム、デフといった、パワー&ドライブトレイン系とタイヤ&ホイールまでは何とか立体出力できましたが、一方で、足回りや排気系等は、整備した現状の3Dデータではうまくいかず、これらの課題を解決するために、二次試作に向け、現在データ改修の準備を行っております。初回試作品を5月29日の軽井沢ミーティング会場に持ち込み、当日参加された方々にご覧頂きました。製品化に向け確実に前進しております。販売時期については改めて案内させてください。」とのこと。台に載せた画像は軽井沢のマツダスタッフテントでの展示状態。その他の画像からも熱意が伝わります。期待して待ちましょう。問い合わせ、予約は事務局まで。